マーケットの全体像を見る


 

 

どうも昨年末からマーケットと自分の手がかみ合っていない運用者も多い様で、私のディーラー仲間でも、大きな値洗い損から何とか±ゼロに戻して踏み止まっている人が何人かいる。

 

職業としてやっている以上この様な時期は何度か訪れるし、その期間は黙って耐える以外ない。周囲の「きっと大丈夫」といった言葉は何の効果も無く、目の前で起こる事全て自分でハンドルするしか無い。

 

私も、ディーラー仲間達が同じような状況に直面した時は個別で飲みに連れ出し馬鹿話で笑う事だけを心掛けている。

 

マーケットの話はゼロ。

 

ただ、全体像を見る重要性に関しては、馬鹿話の中で間接的に話すようにしている。

(自分にも言い聞かせるように。)

 

やはり、プロの運用者でも個人投資家でも負けが込むと視野が狭くなる。そして、実際の売買においてもレンジが狭くなり、軸足の定まっていない商いになる傾向にある。

 

僅か数ティックを抜くために巨大なロットを指し挽回を試みるものの、自分サイドの指値が「サー・・」と消えたらパニックになり直ぐ損切。

 

普段はそんな事はしない筈だけども。

 

一歩下がってマーケットの全体像を見ると、自分の取引銘柄がどの位置にあるか、全体のバランスから自身の取引銘柄のフェアバリューのイメージも掴める。

 

しかし、負けが込んだ状態で目の前の板/クオート/チャートしか見れない状況に追い込まれると、ふと気づいたら、梯子の天辺でしつこく買い向かっている事もある。

 

まあ、期末も近いという事で、強制的に中途半端なポジションを持つこともできなくなるので、チャンスだと思って基礎に忠実な日計りから足元固めて行けば良いのではないだろうか。

 

さて、話は変わるが、最近は経験者の方からディーラー・運用職の件で問い合わせを頂くこともあるが、この業界もなかなか新しい人材が育たない様で、結構高齢化してきている。

 

私も、現在の様な育成の為の環境を作り運用者を育ててはいるが、現実は甘くはない。

 

「研修で使ってください」と熱心に受け入れをお願いしてくる人間でも、2か月もすれば蒸発する事もある。

稀なケースではあるが、たっぷりノウハウだけは持って行ったのは良いが、表面的なノウハウで本当に稼げると思っているのかね?

 

まあ、本当にレアケースであるが。

 

現在は、研修としての立場は受け入れていない。

やはり、リスクゼロの立場の人間は言動全てが軽い。

 

と言う事で、現在は正式なアシスタントとジュニアレベルからの募集のみとさせて頂いている。

 

今後は、運用職を真剣に挑戦したい人、リスクを取る覚悟のある人のみ会っていきたい。

 

http://www.burginvest.co.jp/service/bi_mot/ マスターオブトレード・対面

https://burgonline.teachable.com/p/prop-trading プロップ・トレーディング研究所

https://burgonline.teachable.com/courses/enrolled/189744 ウィークリー・サマリー

 

 

 


About 吉中 晋吾 (よしなか しんご)

バーグインベスト株式会社 代表取締役社長 日系資金運用会社にてチーフディーラー兼ジェネラルマネージャーとしてデリバティブ運用業務、ディーラー育成に従事した後、2012年バーグインベスト株式会社設立。現在、同社代表。 国内外の裁定取引、スプレッド取引にフォーカスした運用スタイル。これまで指導してきたディーラーも国内外で独立し活躍している。 現在の会社では、市場研究とトレーダー/ディーラーの育成に力を入れており、また個人投資家に対しても基礎を中心とした教育プログラムを提供している。